日本初!!名古屋駅周辺で広告付歩行者案内板の実証実験を実施します!~広告収入で多機能型の歩行者案内板を整備フリーWi-Fi、緊急情報等の提供やその後の清掃維持管理も広告料収入で~
| ニュースリリース
エムシードゥコー株式会社
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社
エムシードゥコー株式会社(以下、エムシードゥコー)は、「名古屋駅地区における公共空間の利活用を通じたまちづくり社会実験」(以下、名駅社会実験)に参加し、新たな歩行者案内板として、広告付き多機能型パネル(以下、スマートパネル)を常設する実証実験を平成27年4月28日より開始します。
スマートパネルは、片側に歩行者案内板を備え、多言語対応地図や無料の公衆無線LAN(以下、フリーWi-Fi)、緊急情報の放送等の機能を提供するとともに、反対側に広告を掲出することで、パネルの初期導入費用から、搭載機能の運営やその後の清掃維持管理にいたるまで、関連する全ての費用を賄います。屋外広告を活用し、市民や自治体の負担無く、道路上のインフラや交通サービスを整備運営する「ストリートファニチャ*1」の1つです。
本実証実験では、スマートパネルのフリーWi-Fi機能を活用し、「MEIEKI_Free_Wi-Fi(名駅フリーワイファイ)*2」を提供します。また、MEIEKI_Free_Wi-FIは、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTTBP)が提供するAndroid/iOSアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi(ジャパン・コネクテッド・フリー・ワイファイ、以下JCW)*3」に参画します。これにより、一度アプリの利用登録を行えば、名古屋駅周辺のスマートパネル設置エリアに加え、約10万カ所の空港、駅等の生活動線に設置したJCWアクセスポイントにて、手軽な操作でフリーWi-Fiをご利用いただくことが可能となります。また、実験期間を通じて、Wi-Fiサービスに関連した様々な新しいサービスの提供を試みる予定です。
フリーWi-Fiの他にも、LED電光掲示板や緊急放送機能を備えており、平常時には時刻や気象情報をお伝えし、非常時には緊急地震速報や緊急警報放送をお伝えします。
スマートパネルは、公民連携の取組みによって、広告料収入を原資とすることで、長期間に渡ってより適切な情報と維持管理を提供することができ、さらなる名古屋の魅力向上と、市民や来訪者などの歩行者に対する利便性向上に貢献します。
歩行者案内板面 | 広告面(イメージ) |
*1: | 自治体や市民の費用負担なく、広告料収入のみを原資として、道路上のインフラや交通サービスを提供する、屋外広告を活用したPPP/PFI事業(パブリック・プライベート・パートナーシップ/プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)事業。他に、B-Stop®(広告付きバス停留所上屋)、シクロシティ富山(コミュニティサイクル)など、国内40都市以上でエムシードゥコーが提供。 | |
*2: | SSID「MEIEKI_Free_Wi-Fi」を選択し、メールアドレスの入力等の手続きで簡単に登録完了。1回の接続で連続30分間利用することができ、1日5回まで接続できます。5言語(日本語、英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語)に対応。 | |
*3: | NTTBPがフリーWi-Fi環境を提供している日本全国の主要空港や主要駅、観光施設などの約10万アクセスポイントを、操作一つで、すぐに探索し、エリアに入ると簡単にフリーWi-Fiへ接続することができるAndroid/iOSアプリ。 |
1. 実験期間
平成27年4月28日午前10時から平成28年3月31日まで
(ただし、名駅社会実験の期間により延長の可能性があります。)
2. 設置場所
3. 担当役割
4. 本実験の概要
【経緯・目的】
本事業は、市民や来訪者に対する利便性向上のため、民間事業者の参画により、公衆無線LANなどの機能を備えた歩行者案内板を設置して広告を掲出し、その収益を歩行者案内板の設置費や維持管理費、さらにはエリアマネジメントの取組みの費用に充てるなどの民間活力を導入した仕組みについて検討するための実証実験として行います。
【名駅社会実験 協議会構成員】
名古屋駅地区街づくり協議会、名古屋市、国土交通省中部地方整備局、有識者
【名駅社会実験 内容】
名古屋駅地区の魅力の向上に資するために、公共空間で得られる民間事業収益を公共還元していく仕組みづくりを検討するために実施しています。市街路灯や工事用仮囲い等の公共空間に広告を掲出し、その収益をもって道路清掃、花壇管理等の公共還元事業等を行うことや、公開空地の活用策などを検討しています。
NTTBP 設備サービス部 森上、鹿児島 |
◆エムシードゥコー株式会社 会社概要
【社 名】 エムシードゥコー株式会社
【所 在 地】 東京都千代田区神田錦町3-23
【事業内容】 商業施設敷地内での広告メディア開発と広告スペース販売
ストリートファニチャーによる広告メディア開発と広告スペース販売
【沿 革】 世界一の屋外広告会社、仏国ジェーシードゥコー社と三菱商事株式会社の合弁会社として2000年に設立。同年イオングループ各社と提携し、モールスケープ®(大型複合商業施設広告メディアネットワーク)を開始。2003年岡山市にてB-Stop®事業をスタート。日本初のシティスケープ®(都市型屋外広告メディアネットワーク)が誕生。2004年イトーヨーカドーと提携し、モールスケープ®が日本を代表する2大流通をカバー。
2015年現在、シティスケープ®は40都市約1,800基、モールスケープ®は163店舗約1,450基に拡大。ストリートファニチャそのもののデザイン性に加え、市民や自治体の負担なく道路上のインフラを整備維持管理するという事業の仕組みも評価され、経済産業大臣賞(05年)、グッドデザイン賞(05年)、名古屋市景観賞(07年)、ひろしま街づくりデザイン賞(10年)、福岡市都市景観賞(10年)など数多く受賞。
◆エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社 会社概要
【社 名】 エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社
【所 在 地】 東京都千代田区内神田3-6-2 アーバンネット神田ビル
【事業内容】 Wi-Fi事業全般
【沿 革】 東日本電信電話株式会社のグループ会社として2002年に設立。NTTグループの無線LAN(Wi-Fi)事業の専業会社。Wi-Fiを単なるアクセスポイント、あるいはモバイルトラヒックのオフロードのためのツールとは捉えずに、「アクセスポイント+プラットフォーム」という、固定や移動とは異なる「第3のアクセス」と位置づけ、クラウドサービスのプラットフォームとして活用。「デバイスフリー」、「OSフリー」、「ロケーションフリー」というWi-Fiの特長を活かしながら、エンドユーザに情報配信サービスを行うプラットフォームとして新たなビジネスモデルを展開中。2013年11月から提供を開始した「Japan Connected-free Wi-Fi」アプリは、観光庁ビジットジャパンの各国ブログでも紹介される等、2014年7月に「MM総研大賞2014最優秀賞」を受賞。