BP 5G(ローカル5G)
普及が本格化したローカル5Gの導入をサポートします
BP 5Gとは
BP 5Gは、NTTBPがローカル5G関連機器について、実際のフィールドでの導入・運用・検証を通じて蓄積した知見をもとに、通信品質、運用安定性、接続互換性を評価・整理した品質ブランドです。
製造、建設、物流、医療、自治体など、確実な通信が求められる環境において、安全で持続的な無線インフラの構築を支えます。
BP 5Gがめざすもの
ローカル5Gの価値は、導入そのものではなく、安全かつ確実に「動かし続ける」ことにあります。
BP5Gは、実証と運用の双方から得られた知見を共有し、産業や社会インフラに求められる通信品質を標準化することを目指します。
NTTBPは今後、BP Wi-Fiも含めて、LPWAやNTNなど他の無線技術とも連動した包括的な品質ブランドとして展開していきます。
検証・実証フィールド
NTTBPは、全国各地の現場でローカル5Gの実証・運用を進めています。
製造業や建設現場、自治体など、多様なフィールドで通信環境を検証し、利用目的に応じた最適な構成と運用ノウハウを蓄積しています。
例:
製造業 ロボット・AGV制御(低遅延・高信頼)
建設現場 映像監視・遠隔重機操作(中容量・低遅延)
自治体 防災・地域インフラ監視・公共交通機関の自動運転(広域・高安定)
対象機種一覧
サムスン
最低利用期間2年~
2200万円(税抜)~
詳しくはこちら
Askey
最低利用期間1か月~
190万円(税抜)~
詳しくはこちら
検証プロセス
BP5Gは、基地局、端末、クラウド、アプリケーションを含むエンドツーエンドの通信を対象に、技術実証と運用評価を行っています。
設計段階から運用フェーズまでの検証を通じ、安定した通信品質と運用性を確保するための知見を体系化しています。
また、Wi-Fiなど他の無線方式との接続互換性やバックホール連携性についても、検討を進めています。
お問い合わせ
ローカル5Gのメリット
- 安定した⾼速⼤容量通信
- ローカル5Gは免許制であるため、Wi-Fiのように他の電波からの⼲渉を受けにくく、また⾃ら5Gシステムを構築・運⽤することから、パブリック5Gのように他のお客さまの利⽤に影響されることもありません。
これにより、⾼速・⼤容量の通信を安定してご利⽤いただけます。パブリック5Gと同様に、今後は超低遅延や多数同時接続といった技術の実装も見込まれています。
通信が安定することでパケットロスや遅延が抑えられ、映像・⾳声による⾃然なコミュニケーション、AIの認識精度向上、⾃動運転の常時・遠隔監視、ナチュラルなロボット制御などを実現します。 - 上り・下り速度の⽐率をカスタマイズ可能
- ローカル5Gでは、お客さま⾃⾝が5Gシステムを構築・運⽤するため、上りと下りの速度⽐率を⽤途に応じてカスタマイズできます。
特に上り通信に⽐重を置いた「準同期」構成※により、これまでアップロードが困難だった⼤容量データの⾼速伝送が可能となります。
これにより、4K・8K等の⾼精細カメラを複数活⽤した遠隔作業⽀援や、遠隔監視による現場把握の⾼度化、ロボット開発の⾼度化(ロボットのエッジ処理機能を上位にもってくることで安価に開発可能、ロボットにカメラを複数実装することで機能を向上させる等)を実現します。
準同期とは:
5G通信において、上り速度の通信比率を高めた設定を指します。準同期のパターンとしては、TDD1(下り4、上り4)、TDD2(下り3、上り5)、TDD3(下り2、上り6)といったものがあります。 - 広⼤なエリアカバー
- ローカル5Gはより広範囲をカバーできるため、⼯場、倉庫、空港、港湾、スタジアム等の広⼤な敷地を保有しているお客さまにおいて、機器、配線、電源等を必要最⼩限に抑えた形で広域な無線LAN環境を実現することができます。
- セキュリティ強化につながる
- ローカル5Gでは、端末に搭載されたSIMカードによって認証を⾏うため、接続できる端末を制限しやすく、セキュリティを⾼めやすいという利点があります。
同様にSIM認証を採⽤するパブリック5Gと⽐べても、公衆網を利⽤しないローカル5Gの⽅が、より⾼いセキュリティを確保できるといえます。
ローカル5Gの注意点と解決策
- 構築・運⽤コストが⽐較的⾼価になりやすい
- ローカル5Gは、専⽤のネットワーク機器や設備の導⼊が必要であり、構築にも専⾨的な知識が求められます。また免許申請も必要になりますので、そのため準備期間もかかることから、Wi-Fiと⽐べて構築・運⽤コストが⾼くなる傾向があります。
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解決策:マネージド型ローカル5Gサービスの採⽤でコストを抑える
近年はローカル5Gをより⼿軽に導⼊できるよう、サービス型での提供も始まっています。
当社では、キャリアグレードの本格的な5Gスタンドアローン機能を、事前⼿続きから運⽤まで⼀括で提供するマネージド・ローカル5Gサービス「BP 5G」を展開しています。 - 対応端末が限られる
- ローカル5Gで使用される周波数帯(例:4.6〜4.9GHz)に対応した端末はまだ限られており、利用できる機種が少ないことが課題となっています。
また、業務で使われるタブレットやPC、IoT機器の中にはSIMスロットを備えていないものも多く、そのままではローカル5Gに直接接続できないケースもあります。 -
解決策:外付けドングルの活⽤やゲートウェイやルータ経由でWi-Fiと組み合わせる
こうした状況に対しては、5G対応の外付けドングルで既存端末をローカル5Gに接続したり、専用のゲートウェイやルーターを介してWi-Fiで利用するなど、現場に合わせた工夫が行われています。これにより、手持ちの機器を活かしながら、高速で安定した通信環境を業務に取り入れられます。
サービスイメージ

必要な機器等
- ① CU(Central Unit)、DU(Distributed Unit)、UPF(User Plane Function)等の本サービスを利用するために必要なNW機器(+収容するラック等)
- ② RU(Redio Unit : 無線機器)+アンテナ
- ③ 端末にセットするSIM
5GコアはSaaSでご利用いただけます
導入費用例
屋内での利用で、RU1台での標準的な構成の場合

5Gコア・CU・DU
バックホール※1・トータルITO
基本料金
306,900円/月

インドアRU
RU・アンテナ利用料
26,400円/月

付属品(サーバーラック等)
初期費用
880,000円※2~

機器設置工事費等
初期費用
1,320,000円※2~
5年総額
約2,200万円
- ※1 別途、フレッツ光ネクストまたは光コラボレーション事業者が提供するFTTH サービス(コラボ光)のご契約が必要となります
- ※2 ご利用環境により異なります
料金表

ご提供までの標準スケジュール

- ※ 本内容は標準的なフローとなりますので、お客様のご希望内容により御見積までの工程・期間が変動する場合がございます
- ※ ご利用希望エリアの広さや作業可能なお時間等により2回を超えて調査をご相談させていただく場合がございます
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