無料公衆無線LAN（公衆Wi-Fi）の適正な利用環境の維持について
｜ ニュースリリース
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社（以下、当社）は、無料公衆無線LAN（以下、公衆Wi-Fi）のご利用にあたり、当社や公衆Wi-Fi環境を構築する自治体・企業等のエリアオーナー様が定める利用規約に同意いただいたうえで、総務省が定める「Wi-Fi提供者向けセキュリティ対策の手引き」（平成28年8月）に記載された「利用者情報の適切な確認」に従い、利用者本人のメールアドレスやSNSアカウント等による利用登録を行っていただいています。
また、インターネット接続の完了時には、エリアオーナー様が指定するウェブページを利用者の端末のブラウザに表示することにより、公衆Wi-Fiの提供コストをご負担いただいているエリアオーナー様の情報発信・ビジネスに活用いただいています。
昨今、ロボット型自動接続プログラム等により、これらの手順を適正に経ることなく利用登録や接続を行う不適切な利用が確認されていますが、当社は、そのような不適切な利用を防止するために必要な措置（適正な利用登録がなされているかの再確認、不適切な利用の制限等）を講じ、公衆Wi-Fiの適正な利用環境の維持、およびエリアオーナー様の利益の保護に努めるとともに、安全で高品質なサービスを提供してまいります。
当社は、これまでも公衆Wi-Fiの安全性の向上や適正な利用環境の維持等に取り組んでまいりましたが（*）、引き続き、利用状況の変化や社会的な要請等を踏まえて、取り組みを進めてまいります。
* 安心・安全・快適なWi-Fiサービスの提供に向けた取組みについて ～「Japan Connected-free Wi-Fi」の利用方法をリニューアルしました～ （2016年8月8日） https://www.ntt-bp.net/articles/2016/08/wi-fi-14.html
不適切な利用の例
（１）不適切な利用登録
ロボット型自動接続プログラム等により、公衆Wi-Fiの利用登録を目的として機械的に発行したメールアドレスを用いて自動的に利用登録が行われるケースが確認されています。
このようなメールアドレスは、利用者本人が日常的に利用し、任意にメールの送受信ができるメールアドレスではないため、エリアオーナー様が、登録されたメールアドレスを利用者に対する情報発信やビジネスに活用することができなくなります。
（２）エリアオーナー様が指定するウェブページ表示の回避
インターネット接続の完了時に、ロボット型自動接続プログラム等が、エリアオーナー様が指定するウェブページの表示を、自動的に回避するケースが確認されています。
このような利用方法は、公衆Wi-Fiの提供コストをご負担いただいているエリアオーナー様が、公衆Wi-Fiを情報発信やビジネスに活用したいという意図をないがしろにするものです。
（３）利用者に対して利用規約を明示せずに行われる利用登録
ロボット型自動接続プログラム等により、公衆Wi-Fiの利用登録時の画面遷移において、利用規約の明示や本人による同意を経ることなく、自動的に利用登録処理されるケースが確認されています。
このような利用登録は、利用者がサービスの提供条件を十分に確認することなくサービスを利用するという不適切な状況を助長することになります。
（４）ネットワークへの過大な負荷
ロボット型自動接続プログラム等により、短時間に繰り返し接続を行う等、サービス提供事業者である当社が想定する通常の利用手順とは異なる接続が行われるケースが確認されています。
このような動作は、当社のネットワークに過大な負荷を与えることとなり、その結果、通常の利用手順による利用者がサービスを利用できなくなる等、サービスの安定的な提供に支障を及ぼしています。
（参考）当社が定める利用手順等
当社が提供する公衆Wi-Fiの利用手順（メールリターン方式）は以下のとおりです。
利用登録は、初回ご利用時のみ必要となります。
①利用する公衆Wi-Fiの利用規約を確認し、メールアドレスを入力して利用登録ボタンをタップします。
②登録確認メールを受信し、メール文中のURLをタップします。
③利用登録が完了したことをお知らせするページが表示されます。
④エリアオーナー様のウェブページが表示（リダイレクト）されます。
本件に関するお問い合わせ
公衆Wi-Fiのご利用方法に関するお問い合わせ・ご相談については、以下の問い合わせ先までご連絡ください。