世界初となるフリーWi-Fiの国際ローミングを中華電信と開始~訪日旅行客のさらなる利用促進及び利便性の向上を実現~
| ニュースリリース
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社
中華電信股份有限公司(以下、中華電信)とエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTTBP)はそれぞれが自治体向けに提供しているフリーWi-Fiのローミングを提供することで合意し、その最初のローミングエリアとして平成25年8月1日より台湾最大の都市である新北市のフリーWi-Fiサービス「New Taipei City Wi-Fi」から、自治体が主体となって運営するフリーWi-Fiサービスとしては日本最大規模である福岡市の「Fukuoka City Wi-Fi」へのインローミングを開始します。これにより「New Taipei City Wi-Fi」のユーザーは福岡市を訪れた際に新たにユーザー登録することなくいつも利用しているIDとパスワードを入力することだけで、「Fukuoka City Wi-Fi」を利用することが可能になります。
NTTBPは自治体向けのフリーWi-Fiの環境整備及び運用を展開していますが、中華電信をはじめ海外オペレータとのローミングを拡大していくことで、訪日旅行客の利用促進及び利便性向上を実現してまいります。
1.背景
昨年12月以来、中華電信とNTTBPはWi-Fiを活用したビジネス拡大を目的とした定期的な協議の場を設置し、双方のマーケット特性をふまえた新たなサービス開発や相互メリットの具現化に関する検討を重ねてまいりました。これらの協議には台湾工業技術研究院(Industrial Technology Research Institute. 以下、ITRI)も参画し、例えばNTTBPのWi-Fiクラウドの高度化や新機能の拡充に関するトライアル等を実施しています。 一方、訪日旅行客の利便性向上にむけて自治体等によるフリーWi-Fiの整備が進んでいますが、さらなる利用促進と利便性の向上にむけて、ローミングによる認証連携の重要性が高まっています。 このような状況のなか、中華電信とNTTBPはお互いが展開しているフリーWi-Fiの利便性向上にむけて世界初となるフリーWi-Fiのローミングを実現し展開することになりました。
2.サービス内容
新北市(台湾)の公衆無線LANサービス「New Taipei City Wi-Fi」の利用者は、普段利用しているIDとパスワードでFukuoka City Wi-Fiを利用できるようになります。 ※「New Taipei City Wi-Fi」について詳しくはこちらへ http://wifi.ntpc.gov.tw/jp/ ※「Fukuoka City Wi-FI」について詳しくはこちらへ http://www.city.fukuoka.lg.jp/wi-fi/
3.利用方法
※New Taipei City Wi-Fiを利用する場合には、事前にこちらから利用登録を行いIDとパスワードを入手する必要があります。 http://wifi.ntpc.gov.tw/jp/ 事前登録の際にショートメッセージを受信する必要があるため、通信料が発生する場合があります。
4.今後の展開
NTTBPは自治体向けのフリーWi-Fiの環境整備及び運用を展開していますが、中華電信をはじめ海外オペレータとのローミングを拡大していくことで、訪日旅行客の利用促進及び利便性向上を実現してまいります。