ホテル ベルクラシック東京 様

Wi-Fi品質の改善で最高のおもてなし

「お客さまがご利用になるすべてはホテルサービス」
Wi-Fi品質の改善で最高のおもてなし

ホテル ベルクラシック東京は、池袋の隣駅、JR大塚駅から徒歩1分の好立地とあって結婚式はもちろん、観光やビジネスユースのご宿泊も人気のホテルです。
特に心遣いの行き届いたサービスへの評価は非常に高く、宿泊予約サイトではなんと平均4.71の高評価。一度宿泊した人はまた泊まりたくなると話題です。

しかし、2018年頃からホテルをご利用のお客さまからWi-Fiがつながりにくい・遅いという声が口コミサイトやフロントに届きはじめ、課題とされていました。ホスピタリティの高いホテルサービスを提供する中で、Wi-Fiだけが品質改善できていないことからNTTBPにご相談をいただき、Wi-Fiがつながらない原因を1つ1つ丁寧に調査・診断を行いました。

診断結果に基づきWi-Fi設備のリニューアルや通信回線の見直しを実施することで、通信速度を示すスループットは大幅に改善され、通信が安定しました。

リニューアル後はWi-Fiへのご満足の声も聞かれるようになり、リモートワークの際の定宿にしたい!という声も寄せられています。

お客さまの声

ホテル ベルクラシック東京
マーケティング・ソリューション部

二宮 友和さん

Wi-Fiドックによる詳細な診断結果から導き出された最適なWi-Fi環境の設計と、迅速で的確なご対応により、リモートワークやWeb配信等の需要増が見込まれる直前に環境改善ができました。
更にお客様にご満足頂けるホテルを目指してまいります。

ホテル ベルクラシック東京

ご利用の契機

Tokyo2020を契機としたホテル建設ラッシュ
通信環境による口コミの悪化に危機感

ホテル ベルクラシック東京では、既に客室でのWi-Fiサービスを提供していましたが、お客様からの通信品質に対する要望も高くなり2018年ごろから「Wi-Fiがつながらない・遅い」といったお申し出が増えはじめたといいます。 一方、周囲では東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機としたホテルの建設ラッシュがはじまっていました。
外国人のお客さまのご利用増も見込まれ、通信環境がお客さまの満足度や今後の集客に影響するのではないか、といった強い危機感を持たれていたそうです。

「Wi-Fiがつながらない・遅い」といった声に対して、Wi-Fi導入当時との需要の変化、機器の老朽化など複数の要因が想定はされるものの、自前での調査には限界があったといいます。
そこで、NTTBPにご依頼いただき、Wi-Fiの詳細診断を開始、原因調査を行いました。その後、2020年5月にWi-Fi設備のリニューアルを実施し通信環境が改善しました。

現在の活用状況

コロナ禍でのテレワーク需要に対応
今後の需要増を見据え、高速化と安定化も

2020年にWi-Fi設備リニューアルを行うまでは、口コミサイトなどの通信環境に関する投稿は「遅い」「切れる」といったものばかりでしたが、リニューアル後は「速い」「動画でも問題ない」といったお褒めの言葉が大半をしめるようになりました。

2020年は折しも新型コロナウイルスが流行しはじめた年でもあり、ホテル業界全体が大きな影響を受けました。
旅行や出張の減少による空室率上昇の一方で、新たな需要として注目されたのがテレワークでの客室利用です。

そして、そのテレワーク利用に欠かせないのが通信設備です。

ホテルベルクラシック東京では、今後の更なる需要増を見据え2021年にはPPPoE方式からIPoE方式への通信方式の変更を行い、更なる安定化と高速化を実現しています。
「テレワークで利用している。定宿にしたい」といった声も実際に寄せられており、手応えを感じたそうです。

また、客室だけでなく、宴会場を含めた全館でのWi-Fi環境が整っており、カンファレンスのオンライン配信などにも利用されています。

診断結果

仮説構築と丁寧な調査で原因を診断
Wi-Fiがつながらない理由が複数判明

Wi-Fi利用者にとっては同じ「つながらない」であっても、原因は多岐にわたります。原因が複数個所にある場合、1か所だけを対応しても依然つながらないまま、ということもあるのです。そのため、調査や改善は複数視点で行うことが望ましいです。

「Wi-Fiにつながらない」と「Wi-Fiにはつながるが通信が遅い」という似て非なる2つの事象に対して、それぞれ複数の仮説を構築し、調査にあたりました。

24時間お客さまがいらっしゃるというホテルの特性も考慮し、宿泊されているお客さまへの影響が出ないようフロアや時間には十分な配慮と調整をいただきながら、作業を実施いたしました。

その結果、複数の原因が判明しました。ここでは一部をご紹介します。

■Wi-Fiにつながらない原因

アクセスポイント数が足りず、部屋によっては電波の届かない場所があった
利用者数が同時利用できるIPアドレス数の上限を上回る時間帯があった

■通信が遅い原因

・設置当初の想定より通信量が増えたため、インターネット回線の契約プランや本数が十分でなかった
・設備が最新の規格に対応していなかった
・同一チャネルのWi-Fiが外来波を含め複数あり混雑していた

診断後の対応

診断結果に基づきWi-Fi設備をリニューアル
スループットは劇的に改善。IPoE化で更なる高速化と安定を図る

診断結果による、改善のご提案は以下です。

調査時点の最新の通信規格(IEEE802.11ac)に対応したアクセスポイントへの入れ替え
カバーできないエリアへのアクセスポイント増設
利用者数にあわせた設定の見直し
需要にあわせた回線のご提案
通信方式の変更(PPPoE方式からIPoE方式)

調査同様、宿泊されているお客さまに影響のない時間やフロアを調整いただきながら工事しました。
その結果、アクセスポイントの増設により、電波が届かない客室はなくなり、電波も安定しました。リニューアル前は30Mbps付近(2.4GHz帯)を推移していたスループットは、IPoE化直後には平均で270Mbps前後(5GHz帯・アップロード時 ※IPoE化直後の測定値)と劇的な改善が見られました。

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