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日本旅行中に頼る通信手段をアメリカと台湾で比較してみた

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今やスマートフォンは世界中の人にとって「なくてはならないもの」になりました。たとえ旅行中だとしても、いえ、旅行中だからこそ、多くの人が「いつも通りに使いたい」と思っているはず。

お店の予約や翻訳、SNSのチェックに旅行体験のシェア、待ち合わせにはチャットや通話アプリも使うでしょう。旅行中も仕事のメールをチェックしたり、いつものゲームを楽しむ人もいます。通信手段の確保は最重要事項です。

ただ、海外旅行時に使えるデータローミングにはどうしても費用がかさみます。一昔前に比べたらずいぶんと安くなりましたが、滞在期間によっては大きな負担ですよね。

では、旅行者は通信手段について、どう考えているのでしょうか。

2024年3月、NTTBPでは、台湾とアメリカの方のうち、日本に来たことのある方を対象に「旅行時の通信手段についてのアンケート調査」を実施しました。調査はインターネットを通じて行い、台湾から393名、アメリカから106名の方に回答いただきました。

そこで今回は、アンケートの結果を踏まえながら、各国の通信手段についての意識を比較してみたいと思います。

 ※本記事に掲載の調査結果を転載希望の際は、NTTBPまでお問い合わせください。

旅行者へのアンケート結果で比較する、通信手段の選択と傾向

回答者の属性-訪日回数

台湾からの旅行者回数

アメリカからの旅行者回数

回答者のほとんどがリピーターです。日本への旅行回数が1回だけの人は台湾ではわずか4パーセント、米国でも9パーセントにとどまりました。一方で10回以上訪れているという人は、両国ともに4割を大きく上回りました。JNTOの統計データ(https://statistics.jnto.go.jp/ 日本の観光統計データ - 日本政府観光局(JNTO))と比較すると、本アンケートの回答者は台湾・アメリカとも訪日回数が多く、平均よりも旅慣れた旅行者からの回答が多く集まることとなりました。

回答者の属性-滞在日数

台湾からの滞在日数

アメリカからの滞在日数

台湾からの旅行者の80パーセントが1週間程度滞在しています。一方、アメリカからの旅行者は8割以上の方が2週間以上滞在しています。滞在期間については国による違いがはっきりとみられますね。

旅行中の通信手段

旅行者たちは旅行中、どのような通信を利用したのでしょう。こちらも国別に見てみましょう。こちらは複数回答可の設問です。まずは台湾です。

台湾の通信手段

突出しているのは「SIMカードの購入・レンタル」ですね。「SIMカードとモバイルルーターを併用」する方も多く見られました。一方で、「フリーWi-Fiのみ」しか使わないと答えた強者も含まれていました。人によってはフリーWi-Fiだけでも過ごすことができるようです。

アメリカの通信手段

アメリカでは台湾と全く異なる結果がでました。SIMカードの利用は23.5パーセントほどにとどまり、全体の割合としては台湾ほど利用されていないことがわかります。国際ローミングの割合が低いのは共通ですが、SIMよりもWi-Fiを利用する方が多いようです。

利用した通信サービスの価格帯

次のグラフは、それぞれの国の旅行者が「利用した通信の中で最もよかったものの価格帯」です。主に使った通信手段に、いくらかけたのでしょうか。

台湾の通信金額

アメリカの通信金額

台湾、アメリカともに「1,000円~3,000円」の人が最も多いですね。

日頃使っているスマホも、いわゆる「ギガ」を追加することができますが、2024年現在だいたい3GBで3,000円くらいです。プリペイドSIMなども近い価格帯です。滞在期間のボリュームゾーンが「1~2週間」だったことを考えると、旅行中自由に使うにはだいぶコンパクトな予算という印象でした。

通信手段の申し込みタイミング

利用する予定の通信手段をいつ手配するか、こちらも国ごとに大きな個性が出ていました。

台湾の申し込み時期

ほとんどの方が出発前に申し込みを済ませているようです。旅行中に申し込んでいる方はごく少数です。

アメリカの申し込み時期

アメリカの方は「旅行中」のタイミングで手配する方が多いようです。通信手段を空港で用意する、というのが定番化しているのかもしれません。

フリーWi-Fiの利用について

通信費用は抑えめの回答でしたが、利用料のかからない「フリーWi-Fi」を、旅行者は利用したのでしょうか?

台湾のフリーWi-Fi利用

利用した理由

  • 通信量の節約のため
  • ホテルや空港などで見つけたから
  • 写真や動画などのデータ量の大きい通信をしたかったから

利用しなかった理由

  • つながりにくかったから
  • 速度が遅かったから
  • セキュリティ面に不安があったから
  • 接続情報の取得が困難だったから

アメリカのフリーWi-Fi利用

利用した理由

  • ニュースや交通情報を収集するため
  • カバー範囲が広く使い勝手が良かったため
  • 駅やショッピングモールなどの主要な場所で手軽に利用できたため

利用しなかった理由

  • 安全性が不安だったから
  • SNSやストリーミングサービスを利用するには不便だったから
  • つながりにくく、遅いため
  • SIMカードやルーターを用意していたため

台湾の方もアメリカの方も、利用意向のある人は多い一方、「思ったほど利用できなかった」と答えた方が半数近くにのぼりました。環境さえよければ積極的に利用してくれていたかもしれません。

先の調査結果にもありましたが「他に手段があるからフリーWi-Fiは使わない」という方はむしろ少数で、あれば使いたい人は多いようですね。

今回のアンケートは特に旅慣れた方からの回答が多く、有料の通信手段とフリーWi-Fiを賢く併用している様子もうかがえます。

外国人観光客の利用におけるフリーWi-Fi

品質の確保が課題に

外国人観光客に向けたサービスのひとつとして、フリーWi-Fiを整備している施設や自治体は確かに増えました。けれど、アンケートの結果を見るとまだ十分とは言えないようです。

また、フリーWi-Fiを使用しなかった回答者は、つながりやすさといった性能にも言及しています。

私たちNTTBPは、フリーWi-Fi設置のお手伝いをしている会社なので、ぜひフリーWi-Fiを使ってくださいと言いたいのですが、残念ながら、旅行者が不自由なく使える通信環境とは言えない現状に課題を感じています。

それでも大きな役割を担っているフリーWi-Fi

しかし、このように一見してネガティブに見える回答を交えつつも、フリーWi-Fiを実際に使った利用者は合計してかなりの割合になりました。フリーWi-Fiは旅行者にとって、旅のコストを下げる機能として期待されていることが伺えます。

近年の日本では、電子決済だけでなく、モバイルオーダーやポイントアプリなど、インターネットの利用が前提となっているサービスが増えてきました。フリーWi-Fiの需要はこれまで以上に高まっています。外国人客が増えている施設であれば、その必要性はさらに高いと言えるでしょう。

通信手段は多様化したが本質は変わっていない

SIMカードが便利だと考える人も、ローミングが便利と考える人もいます。できることならフリーWi-Fiだけで済ませたい、という人もいるでしょう。さまざまなサービスが多様化するなか、通信手段の選択肢も増えています。今回は台湾とアメリカでの調査でしたが、選ぶ手段も入手時期も全く違った傾向であることが分かりました。

一方、「コストを抑えたい」「変わらない品質でインターネットに接続したい」という想いは変わりません。その一端を担うフリーWi-Fiは今後も一層注目を集めるでしょう。

これから旅行に行く方はぜひJapan Wi-Fi auto-connectを!

通信量を節約したい! フリーWi-Fiをもっと便利に使いたい! そんな方にはJapan Wi-Fi auto-connectがおすすめです。

JWAutoの画像

旅行前にアプリをインストールして、簡単な利用登録だけ済ませておくだけ、他にやることはほとんどありません。Wi-Fiスポットに行って、Wi-Fiに接続するだけで、インターネットにつながります。フリーWi-Fiを見つけるたびにメールアドレスを入れたり、ウェブサイトでボタンを押したりといった手間がなくなります。地図もあるので、近くのWi-Fiスポットを探すことも簡単です。

多くのフリーWi-Fiに対応していますが、提供元のはっきりしない怪しいWi-Fiにはつながりません。フリーWi-Fiの知識がない見知らぬ地でこそ活躍しますよ。

有料の通信サービスとフリーWi-Fiをうまく使い分けて、素敵な日本旅行を楽しんでください。

関連リンク:Japan Wi-Fi auto-connect | フリーWi-Fi自動接続アプリ
https://www.ntt-bp.net/jw-auto/ja/index.html

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