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フリーWi-Fiスポットの探し方 ~見えない電波を捕まえろ!

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突然ですが、皆さんは自分の周りに飛んでいる電波が見えますか? なかなかそんな方はいませんよね。Wi-Fiなどの電波は目に見えないものですし、音が聞こえてくる訳でもありません。そのため、街なかでフリーWi-Fiがみつけられないとき、どうしたらよいかわからない方も少なくないですよね。そこで今回は、フリーWi-Fiの電波をみつけるコツやうまく使うためのポイントについてご紹介します。

  1. フリーWi-Fiをみつけるにはどうしたらよいの?
  2. フリーWi-Fiをうまく使うポイントやコツは?

フリーWi-Fiをみつけるにはどうしたらよいの?

はじめに、お持ちのスマートフォンなどの端末でWi-Fiの設定画面を開いてみてください。周りにある電波がいくつか表示されていると思います。

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この表示されているネットワーク名をSSIDといいます。でも、どれがフリーWi-Fiなのでしょう? 名前を見ても、接続してよいWi-Fiなのか判断できないことも多いですよね。
そんなときはこんな方法で探して、接続してみましょう。

エリアサインを見つけたらそばに行こう

街なかでこのようなポスターやステッカーを見かけたことはありませんか? NTTBPではWi-Fiスポットをご案内するマークを「エリアサイン」と呼んでいます。
エリアサインには基本的にSSIDが記載されています。そして必ずその電波の届く場所に貼られていますので見つけたら近くでつないでみてくださいね。

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ですが、こういったエリアサインが貼られていないスポットもあります。パンフレットやフロアマップで紹介されていることもありますので、確認してみましょう。

関連リンク:第1回エリアサインアワード ~Wi-Fiコラム編集部イチオシのWi-Fiステッカーデザインはこれだ!
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2021/06/post-24.html

Japan Wi-Fi auto-connectをインストールしてみる

フリーWi-Fiに自動でつないでくれるアプリ「Japan Wi-Fi auto-connect」をインストールしておくこともおすすめです。近くのWi-Fiスポットを地図やリストで見ることができるので、Wi-Fiスポットがすぐに見つかりますよ。誰でも無料で簡単に使えます。

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このアプリは、NTTBPがお手伝いしているフリーWi-Fiのみに接続されるほか、なりすましWi-Fiなど悪質な偽Wi-Fiは遮断される機能も搭載されているので、安心してお使いいただけます。

関連リンク:フリーWi-Fi自動接続アプリを【使うvs使わない】どちらが便利? ~Japan Wi-Fi auto-connectとガチで勝負してみた
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2021/08/post-48.html

関連リンク:フリーWi-Fiって危険じゃないの?安全に使うには
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2020/11/wi-fiwi-fi-3.html

SSIDが分かっても施設内のどこで利用できるか分からないときは

Japan Wi-Fi auto-connect」などを利用して、Wi-Fiスポットとなっている施設をみつけても、その施設全体でWi-Fi接続ができるとは限りません。エリアサインやフロアマップが見当たらないこともありますよね。そんなときの探し方のコツをご紹介します。

誰でも利用できる場所などがねらい目

フリーWi-Fiは、より多くのお客さまにお使いいただけるように、ロビーやエントランス、休憩スペースなど、誰でも利用できるところで使えることが多いのでぜひ探してみてください。

アクセスポイントを見つけたら近づこう

もしもアクセスポイントそのものを見つけられたなら、ぜひ近くで接続してみてください。少々離れていてもアクセスポイントが視界に入る場所にいれば、十分に安定した通信品質を期待できますよ。

ただ、広いエリアをカバーするフリーWi-Fi提供に用いられるアクセスポイントは家庭用のWi-Fiルーターとは見た目も大きさも違います。知らなければアクセスポイントだとは気づかないでしょう。一例をご紹介するので、街なかで見かけたら思い出してみてくださいね。

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景観を重視する施設では、天井裏など人目につきにくい場所に設置してあることも多いですが、屋外では目にする機会もあるかもしれません。
ちなみに、アクセスポイントは電波の特性上、高い位置に設置していることが多いので、いつもより少しだけ顔の角度を空に向け、歩いてみると見つかりやすいかもしれませんよ。

フリーWi-Fiをうまく使うポイントやコツは?

「いやいや、Wi-Fiは見つかるけど結局使いものにならないんだよ!」という声もよく耳にします。ちょっとしたコツで通信品質が改善することもありますので、そんなときは次にご紹介する方法を試してみてはいかがでしょうか。電波の特性なども織り交ぜながら説明していきますね。

一度切断してからもう一度つなぎなおす

広~い範囲のエリアをカバーしているWi-Fiスポットの場合、複数台のアクセスポイントを設置しています。スマホ端末の多くは、一度Wi-Fiに接続すると、そのアクセスポイントから遠ざかって電波が弱くなっても、そのWi-Fiにつなぎ続けてしまい、結果としてインターネットが遅くなることがあります。

そんなときはあえて一度Wi-Fiをオフにしてから、もう一度オンにしてみましょう。一度切断すると、近くの強い電波のWi-Fiに改めてつなぎなおすので、見違えるように通信速度が速くなることもありますよ。

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特に走行中の地下鉄車内では、駅のホームや車両内など複数のアクセスポイントに接続する可能性があります。遠ざかった駅のWi-Fiにスマホ端末が接続し続けて遅くなっていることもあるので、調子が悪いなと思ったらつなぎなおしてみることをおすすめします。

必ず立ち止まってから利用する

まず前提として、歩きスマホは大変危険ですので絶対にやってはいけません。

そして、電波の特性としても好ましくありません。移動中は通信する端末とアクセスポイントからの距離が一定でなく、安定して電波を受信できないためです。また、意図せず障害物の陰に隠れてしまい電波が遮断されてしまうことも。フリーWi-Fiを利用する場合は必ず立ち止まって操作してくださいね。

2.4GHz帯と5GHz帯の電波を使い分ける

電波にもいろいろな種類があります。フリーWi-Fiは主に2.4GHz帯と5GHz帯の2つが使われています。

お店が密集しているようなエリアでは5GHz帯がおすすめです。利用者が少ないですとか、お店が密集していない(電波干渉がない)スポットでは2.4GHz帯の方が、アクセスポイントから遠いところからも安定してお使いいただけます。

ただどちらの周波数帯も同じSSIDの場合、スマホなどの端末はより接続しやすい方につながります。端末のWi-Fi設定画面からは見分けがつかないため、自分で選んでつなぐのは難しいかもしれません。

しかし、利用者ご自身で周波数帯を選べるようにSSIDを別々にしているWi-Fiサービスもあります。その一つが札幌市さんの提供している"Sappro_City_Wi-Fi"です。5GHz帯は「Sapporo_City_Wi-Fi」、2.4GHz帯は「Sapporo_City_Wi-Fi_2G」というSSIDで提供されています。

関連リンク:今、北海道がアツい! 札幌市周辺のフリーWi-Fiスポットをご紹介します。
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2022/01/post-76.html

周波数帯による電波の特徴などは、以下のコラムでも解説していますよ。

関連リンク:おさえておきたいフリーWi-Fi設置のポイント(全4話)~③Wi-Fiコンサル編
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2021/03/post-15.html

いかがでしたか? ちょっとだけ見えない電波を見つけられそうな気がしませんか? 電波は目に見えないものですが、皆さんにたくさん使ってほしい、という意図をもって設置されています。

せっかく設置されているフリーWi-Fi。Wi-Fiのことを知って、上手に活用してくださいね。

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