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Japan Wi-Fi auto-connectって本当に安全なの? アプリを使わないときと比較してみた

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フリーWi-Fiアプリを使うと使わないでは、安全性ってどう変わるの? そもそもこのアプリってインストールしても大丈夫?

フリーWi-Fiに自動でつながる無料アプリ「Japan Wi-Fi auto-connect」。使ってみたいけど、安全面に不安があるという方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、Japan Wi-Fi auto-connect(以下Japan Wi-Fi)でフリーWi-Fiを利用した場合と、アプリを使わずにブラウザで利用登録をしてフリーWi-Fiを利用した場合、どちらがより安全なのかを比較してみました。

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すでにアプリをお使いの方にも、フリーWi-Fiの安全な利用のためにも知っていただきたい内容なので、ぜひご覧ください。

そもそもフリーWi-Fiは何が危険なの?

フリーWi-Fiは多くの人が簡単な手続きで利用できるような仕組みになっています。一般的には、モバイル通信や自宅などのプライベートなWi-Fiと比べて以下の2点に懸念があると言われています。

  • 無線区間が暗号化されていない
  • 偽Wi-Fiが作られやすい

それぞれについて、アプリのありなしで比較しながら解説していきます。

無線区間の暗号化についてはどちらも同じ

アプリを使っても使わなくても、フリーWi-Fi環境下での通信内容の「暗号化」については変わりません。Japan Wi-Fiには通信内容の保護などを行う機能はありませんので、アプリを使わないときと同じようにセキュリティ意識を持ってフリーWi-Fiを利用する必要があります。

暗号化と言われてピンと来ない方は、Wi-Fiを接続するときに表示される鍵マークを思い浮かべてみてください。

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鍵マークは、Wi-Fiに接続するスマホとアクセスポイントの間で行われる通信が暗号化されていることを表しています。暗号化されていれば、基本的には第三者には通信内容がわからなくなります。

鍵付きのフリーWi-Fiについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ほとんどのフリーWi-Fiには鍵がついていないため、中には「フリーWi-Fiが危険」と考えてしまう人も......

しかし、鍵がついていないWi-Fiでも対策をすれば、安全にインターネットを利用することができるんです。

フリーWi-Fiを利用するときはhttpsから始まるサイトを見よう

httpsから始まるサイトなら、インターネット通信は「SSL」と呼ばれる強固な暗号化技術で保護されているので、無線区間が暗号化されていなくても通信内容を他人に知られる心配はほとんどありません。

アドレスバーの横に鍵マークがあるものがSSL保護されているサイトです。

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上の図にある「暗号化なし」のように、httpから始まるサイトはSSLで保護されていないため注意が必要です。

また、httpsではじまり鍵がついているからといってセキュリティを過信しすぎるのも問題です。暗号化の方式によっては解読が容易なものも、残念ながら中にはあるからです。「アプリでつないでいるかどうか」や、「Wi-Fiに鍵があるないか」にかかわらず、できるだけhttpsから始まるサイトを見ることが大切です。

VPNアプリとJapan Wi-Fiの併用には注意が必要

セキュリティ対策としてVPNアプリとの併用をする場合、Japan Wi-Fiでの利用は少し注意が必要です。公式サイトには以下のように掲載されています。

VPN接続を利用していると、VPNアプリ等によっては以下のエラーになる場合があります。
「○○に認証できませんでした。電波環境のよいところで、一度Wi-FiをOFFにしてから、再接続すると改善する場合があります。」
「安全のため、 ○○への接続を終了しました。このアクセスポイントに接続したくない場合は、Wi-Fiをオフにしてください。 」
VPN接続の影響で、フリーWi-Fiの認証のために利用に必要な情報が正しく取得できない場合などに、このようなエラーになります。
Wi-Fiに接続するタイミングではVPNをオフにしていただき、フリーWi-Fiでのインターネットへの接続を確認してから、VPNをオンにすることで解決できることもありますので、お試しください。

引用:VPN接続を利用していると、自動でインターネットに接続できません。| Japan Wi-Fi auto-connect
https://www.ntt-bp.net/jw-auto/ja/faq/detail/p64.html

VPNアプリによっては機能をオンにするタイミングを変えてもエラーが出てしまうこともあるようですが、有効な併用策がないのが現状のようです。

偽Wi-Fiの対策をするならアプリが断然おすすめ

さらに注意が必要なのが、第三者から悪意をもって設置された偽Wi-Fiの存在。Japan Wi-Fiは、この偽Wi-Fi対策ができるのが大きな特徴です。

偽Wi-Fiには「フィッシング詐欺タイプ」と「中間者攻撃タイプ」という2パターンがあります。

フィッシング詐欺のための「偽のログイン画面」はアプリなら表示されない

フリーWi-Fiに接続するときに偽のログイン画面などを用意してフィッシングサイトへ誘導し、個人情報を盗むのがフィッシング詐欺タイプです。

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しかしJapan Wi-FiはフリーWi-Fiに自動でつながり、ログイン画面も省略されるので、こういったサイトに引っかかる心配がそもそもありません。

中間者攻撃タイプの対策も○

偽のアクセスポイントを設置して、気づかずに接続してしまった人の通信に無断で入り込むのが「中間者攻撃タイプ」です。「中間者攻撃タイプ」の場合、偽のアクセスポイントを見抜いて接続しないことが大切です。接続しているアクセスポイントが本物かどうかを見分けるのに、Japan Wi-Fiが活躍します。

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アプリなしで正しいアクセスポイントかを確認するには、近くにWi-Fiステッカーがあるかを探したり、お店の人に正しいネットワーク名(SSID)を聞いたり......と、手間がかかります。しかし、このアプリがあれば画面や地図でその場で提供されているWi-Fiが公式のものかをすぐに確認できます。

また、Japan Wi-Fiに対応しているWi-Fiは、すべて信頼性の高い提供元と構築方法で設置されたフリーWi-Fなので安心材料の一つになりますね。

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見分けにくい「なりすましWi-Fi」は自動検知してくれる

偽Wi-Fiの中には、より巧妙な「なりすましWi-Fi」と呼ばれるものもあります。公式に提供されているフリーWi-Fiと全く同じネットワーク名に偽装したものです。

一般的な設定のスマートフォンでは、一度接続したことのあるWi-Fiと同じネットワーク名のWi-Fiには自動的に接続してしまいます。そのためアプリがなければ「なりすましWi-Fi」に気がつくのは困難です。

Japan Wi-Fiには対応のフリーWi-Fiと全く同じネットワーク名にしている偽Wi-Fiがあった場合、検知して注意メッセージを届けてくれる「なりすまし検知機能」があります。

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なりすましWi-Fi検知は、Wi-Fi構築を行っている NTTBPだからこそ実現できる機能です。総務省のWi-Fi利用者簡易マニュアルでも以下のように記載されています。

なお、WI-FI事業者が公式に提供する接続アプリでは、偽のアクセスポイントへ接続されないような対策がなされているものもありますので、これを使うのもひとつの方法です。ただし、公式ではない接続アプリには信頼性の低いものがあるため、利用は控えましょう。

引用:総務省|無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ確保)について
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/wi-fi/

フリーWi-Fiアプリには、ユーザーが利用したフリーWi-Fiの情報を収集・抽出して、認証を自動化してくれたり、接続対象に追加されるような機能を持ったものもあります。特定の通信会社だけでなく多くのWi-Fiを利用でき便利な反面、他のユーザーが誤って接続した悪意のあるWi-Fiに意図せず接続してしまう懸念も。

Japan Wi-Fi auto-connectの場合は、通信会社しか知りえない情報でユーザー認証しているので、こういったアプリと比べて悪意のあるWi-Fiにつなぐリスクが大きく下がります。

なりすましWi-Fiについては、以下の記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

Japan Wi-Fi auto-connectはNTTBPのアプリ

Japan Wi-Fi auto-connectは、NTTグループでWi-Fi構築を数多く手がけているNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)が提供する公式のフリーWi-Fiアプリです。

このアプリからつながるフリーWi-Fiは、NTTBPやNTTグループの会社と正式契約したWi-Fiサービスのみ。すべて信頼性の高い提供元と構築方法で設置されたものになります。

新しいアプリを入れることに少し抵抗があったけど......アプリもWi-Fiの提供元もしっかりしているし、安心だね。


Japan Wi-Fi auto-connect(スマホ向けフリーWi-Fiアプリ)紹介映像

開発・運用チームにインタビューをした記事も公開しているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

アプリを使った方が安全性が高い

これまでに上げた点のほかにも、ブラウザでの利用登録はWi-Fiスポットでしかできないのに対して、Japan Wi-Fiの利用登録は家などの安全な場所で個人情報を入力することができる、という利点もあります。

まとめると、このような結果になりました。

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アプリを使わずにフリーWi-Fiスポットでたびたび利用登録をするよりも、Japan Wi-Fiを使った方が便利さだけでなく安全面のメリットも多いことが分かりました。

ただ、日本全国すべてのフリーWi-Fiに対応しているわけではありません。非対応Wi-Fiの場合は、ご自身で安全性を確認しながら利用してください。

また、アプリを使う場合も、httpsのサイトを閲覧するなど、基本的なセキュリティ対策は行ってくださいね。

Japan Wi-Fi auto-connectを使えばあやしいフリーWi-Fiにつなぐ心配がないし、なりすましWi-Fiまで教えてくれるから、使わないよりは使ったほうがいいみたい!

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