フリーWi-Fiスポットでインターネットにつながらない場合、まず、どの段階でつながらないのかを理解することが大切です。
主な原因は以下の3つです。
- 端末がWi-Fiにつながらない
- Wi-Fiにはつながったが、インターネットにつながらない
- インターネットにはつながったが、サイトやアプリが利用できない・遅い
この記事では、このうち「2.Wi-Fiにはつながったがインターネットにつながらない場合」と、「3.インターネットにはつながったが、サイトやアプリが利用できない・遅い」について解説します。
端末がWi-Fiにつながらない場合は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:フリーWi-Fiに繋がらないときは?(前編) ~Wi-Fiに接続できない原因
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2021/07/post-41.html
Wi-Fiにはつながったが、インターネットは使えない場合
Wi-Fiの扇マークがちゃんと表示されているのに、なぜかインターネットにはつながらない! というときはありませんか? それは、フリーWi-Fiサービスでインターネットを利用するための「ユーザー認証」ができていない可能性があります。
なお、Japan Wi-Fi auto-connectなどの各種フリーWi-Fi接続アプリを利用している場合は該当しませんので、読みとばしていただいてかまいません。
「ユーザー認証」はサービスによってさまざまですが、Wi-Fiに接続すると「ログイン画面」が自動で表示され、メールアドレスやSNSアカウントを登録するものが代表的です。
利用手続きが完了するまで、インターネットには接続できませんので、注意しましょう。
よくある手順はこちらの記事でも紹介しておりますので、参考にしてみてください。
関連リンク:フリーWi-Fiの基本的な使い方 ~安全に使うためのポイントも
https://www.ntt-bp.net/column/blog/2021/06/post-47.htmlh
ユーザー認証(ログイン)画面が表示されなかったり、誤って閉じてしまったときは
以下の順番で操作し、ログイン画面が表示されるか、お試しください。
- Wi-Fiを一度オフにする
- Wi-Fiネットワーク(SSID)の情報を削除する。詳しくはこちら
- つなぎたいWi-Fiにもう一度接続しなおす
- それでもログイン画面が出ない場合、機内モードにしてからWEBブラウザを起動してhttp://jwifi.jp(NTTBPのアプリサイト)にアクセスする
なお、機内モードで http://jwifi.jp (NTTBPのアプリサイト)にアクセスした際に、Wi-Fiのログイン画面ではなく、「Japan Wi-Fi auto-connect」のWEBサイトが表示される場合は、すでにWi-Fiの利用手続きが完了し、インターネットに接続しているか、フリーWi-Fi以外のネットワークに切り替わってしまっている状態なのでご注意ください。
【iPhone・iPad】Wi-Fiの「自動ログイン」がオフになっていないか確認する
iOS端末をご利用の場合は、もう1つ確認しておきたい設定があります。Wi-Fiの「自動ログイン」の設定です。この設定がオフになっていると、ログイン画面が表示されません。
ログイン画面が表示されないWi-Fiスポットで、ネットワーク名(SSID)の右側の「!」マークをタップします。
「自動ログイン」のスイッチがありますので、オフになっている場合はオンにしておきましょう。
インターネットにはつながったが、サイトやアプリが利用できない・遅い
Wi-Fi、そしてインターネットにもちゃんとつながったのに、なぜかWEBサイトが表示されない、アプリが通信エラーになる、そんな場合に考えられる原因は次の4つです。
- 大勢の人が同時にフリーWi-Fiを利用していたり、誰かが大容量通信をしている
- 電波状況が悪い
- フリーWi-FiサービスによってWEBサイトやアプリがフィルタリングされている
- 接続先のWEBサイトやアプリ側の問題
大勢の人が同時にフリーWi-Fiを利用していたり、誰かが大容量通信をしている
フリーWi-Fiの場合、不特定多数の人と同じ回線でインターネットを利用することになります。そのため、同時にたくさんの人が利用している場合や、誰かが大容量通信をしていると通信が遅くなることがあります。
電波状況が悪い
電波状況が悪い場合も通信は遅くなります。また、途中で切断されることもありますので、電波の良い場所でのご利用をおすすめします。
フリーWi-Fiサービスでサイトやアプリがフィルタリングされている
また、自治体や子供たちも多く訪れるショッピングモールなどのフリーWi-Fiの場合には「青少年フィルタ」と呼ばれるフィルタリング機能が設けられているケースがあります。この機能により一部WEBサイトやアプリなどにつながらないこともあります。
「青少年フィルタ」は「成人向け」や「ギャンブル」「ゲーム」などといった特定のカテゴリのWEBサイトへの通信を制限する機能で、公共性の観点から設けられています。
接続先のWEBサイトやアプリの問題
WEBサイトやアプリが表示されない場合は、Wi-Fiが原因ではなく、そのサイトやアプリに原因がある場合もあります。
一度、Wi-FiをOFFにしてモバイル通信でつながるか試してみましょう。モバイル通信でスムーズに表示できるようでしたら、フリーWi-Fiの問題だと考えられます。
つながらない状況を正しく判断してよりよいWi-Fiライフを
これまで見てきたとおり、フリーWi-Fiがつながらないといっても原因はさまざまです。
混雑しがちな時間帯や電波の良い場所を把握するなどしていくと、徐々にうまく活用できるようになりますよ。
つながらない理由やスポットごとのWi-Fiサービスを理解して、うまく活用してくださいね。